前日から八ヶ岳地域は雪模様で、少し道路事情が心配されましたが「井戸掘り見学&関連情報と水に関するレクチャー」を無事開催いたしました。写真は、イベント前々日の工事開始時のものを含めて紹介いたします。
井戸掘りは、3月30日から始まり4月1日は水が出てくる丁度頃合いの日と考えてイベントを設定しましたが、工事の進捗が早く前日中に水脈に到達していました。掘ってゆく最中に、硬い岩盤層にどれほど出くわすかでドリルが地中を進むスピードは大きく変わってしまいますが、今回はすんなりと掘ることが出来たようです。
今回の深井戸は、直径15cm長さ3mの鋼管の先端部分にダイヤモンドカッターがついたドリルを配して、強力な電源で掘り進めてゆきました。掘り出しの最初の数本を垂直に施工してゆくことが重要で、作業される方は途中に何度も垂直を計測しながら慎重に進めていました。
3mの鋼管は、数10cmを残した辺りで次の鋼管と溶接して繋ぎます。これを水脈に当たるまで繰り返し作業してゆきます。途中で地層が変わると、鋼管から噴出される土砂の色も変化してくるので中々興味深いものです。
イベント当日は、既に水脈にたどり着いていたので水が出てくることを施主として確認するステップを、参加いただいた皆さまと同時に体験することになりました。地下4〜50mの水脈から、水脈自体の圧力で地表下8mのところまで水は上がってきているとのことです。その水位からポンプで水を汲み上げます。出て来た映像がこちらです。
思っていたよりも多量の水が噴き出してきて圧巻の光景でした。ぼくも参加された皆さんも、しばらく見とれてしまいました。お子さんは、もちろんテンションがあがり水流の中を長靴で歩いて楽しんでいました。
その後、キッチンオハナさんに移動してぼくが知る限り日本屈指のベジランチをいただきました。オハナさんが初めての方も半数以上いらっしゃって、皆さんたいへん満足されていました。キャンバス現地で何か行った後に、オハナさんでランチの流れはこれからも時々行いたいと思います。
食後にそのまま場所をかりてレクチャーを行いました。簡単とは言えない井戸掘りに至るまでの様々な経緯をお話しし、後半は殆どの人が知らない「水」の神秘的能力とその大切さについて掻い摘んでお話ししました。
「水」については本当に重要なことがらなので、今後別の機会にさらに詳しい内容でイベント・セミナーを行いたいと考えています。
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