このブログでは、現在の政治状況に関して逐一取り上げるつもりはないのですが、友人の投稿が氣になったので少し書くことにしました。

友人の投稿は「高浜原発の再稼動が決まった」ことに対しての失望、現政権への怒り、無力感、といったことを綴ったものでした。それに対して、本当に酷いことだといった声や、我々市民は当然持つべき怒りを現政権に向けてゆかなければならないとする意見などが寄せられていました。

こうした投稿をされている皆さんがしごくまともな考えをお持ちであること、安倍政権が憲政史上最悪の権力であることは言われているそのとおりだと思います。そして日本を良くしたい、健全な環境を子孫に残したいと考える皆さんは、問題意識をしっかり持った市民でありその存在は尊いものだと思います。

また、そういった皆さんが怒り、失望、無力感、こうした感情を抱かれることも、ぼくは理解いたします。なぜなら、ぼくも以前は同じように絶望的な感情に包まれていたからです。

皆さんの氣持ちを推察した上であえて言わせていただきたいのですが、世界を裏で支配している輩は、そうしたネガティブ・負の感情が人々に蔓延することを望んでいるのです。

それは、人々の想念が現実を創ることを彼らが知っているからです。以外と思われるかもしれませんが、彼らは人間の内面こそ本質であることを熟知しています。我々の内面が向上し、良き想念が広がり、現実が彼らの思惑と違うものとなることを恐れているのです。

ですから、食や医療に毒を盛り、貧困を拡げ、対立を煽り、分断させ、戦争を起こします。我々が良き想念を持てないように、あらゆる手段で妨害しています。

残念ですが、しばらくこの流れは変わらないでしょう。いまテレビでは盛んにいわゆる「アッキード疑惑」について報じていますが、これすらも我々の注目を最重要な事柄から逸らすためのスピン報道である可能性があります。

この騒動の裏では、種子法廃止法案、水道民営化法案、共謀罪(組織犯罪処罰法改正案)などのこの国の根幹を変えてしまうようなものが次々と閣議決定されています。テレビは、このことを報じていません。

いまや国会での議論・議決は形骸化し、閣議決定されたものが強行採決によってなし崩しに成立してしまうのが現実です。これは、議会制民主主義と政党政治、多数決の論理といったもの自体が市民に自由があると錯覚させる詐術ということなのですが、これを説明すると長くなるので今回は詳細について説明を省きます。

いま我々が暮らす社会で、心穏やかに生きることはたいへん難しくなっています。しかし、氣がつき始めた人が一度は感じる怒りや失望感を超えることが望ましいのです。

ネガティブなことを知ってはいても、そこにフォーカスしないで、奥底にいる支配者の企みに飲み込まれることなく、行うべき善行と魂の向上を図り、淡々と自分の為すべきことをすることが、遠回りに思えても解決への道筋なのだと、ぼくは考えています。

よき想念を持つことができる人々を増やすことが、現実を変えてゆくことに繋がると、ぼくは考えています。直ぐにご理解いただけないかもわかりませんが、こんなことを言ってた人がいたと記憶いただければ幸いです。いつか、あなたにも同感いただけるかもしれません。