4月18日、朝まで降っていた強い雨を心配していましたが、晴れたので現地の「Canvas」へ行ってみると作業がいつでも出来る状態でした。この土地の、水はけの良さをあらためて確認、うれしいことです。

先ず規準となる場所を決めてから、ダーチャの範囲と周辺をユンボで平らにしてゆきます。これは基礎の水平を出しやすくするために行います。柱が立つ外側1mほどのところに直角の目印を作り、掘った穴に砂利を敷き詰め叩き固めてから、レーザー照準器で水平を確認しながら基礎石を入れてゆきます。自分でやると、水平出しは難しいのです。これは、やはりプロの技です。

屋内部分から伸びた屋根下のアウトドアリビング部分の端の基礎は、敷地から出てきた自然石を使いました。

一日とプラス数時間で、基礎部分は完成しました。重機を使いプロが施工すると僅かな時間で出来てしまう基礎工事ですが、これを人力だけでそれもプロでない人間が行うとき、どれ程の時間がかかりその精度は如何程のものでしょう。

なるべく自分たちで作りたいという考えかたはあるとしても、その為には多大な時間とたくさんの仲間の労働力が必要となるケースが多いのです。それぞれの人には状況があり、時間をかけずに行いたい、仲間はそれほど集められないといった場合には、お金を必要最低限使ってそこを補うことは有りだと、ぼくは考えています。

夢や構想を実現するために、基本となる考え方を踏まえたうえで百人いれば百のやり方があると思います。ストイックに考えすぎると、なかなか一歩が踏み出せないものだと思います。