岡本よりたかさんが、それぞれの畑に出向いて行ってくれる「個人畑診断」という嘘のような素敵な話があります。今年から始められたその素晴らしい試みに、ぼくは直ぐに申し込みして幸運にもスケジュールをいただくことになりました。
待ちに待った診断日は昨日4月11日でしたが、雪混じりの雨で凍えるような寒い一日でした。現地の「森のほとり Canvas」には、岡本さんの話を是非聴きたいという熱心なお友達もゲスト参加で集まり、とても深みのあるレクチャーを聴くことができました。
この試みは「個人畑診断」という極私的なものなので、岡本さんも通常行っているセミナーとは異なる扱いとされています。参加者も5名までとされていますので、今回は八ヶ岳近郊のお友達に限定してお声がけさせていただきました。岡本さんの話を聴きたかった方は大勢いらっしゃると思いますので、そういった事情をご理解いただけると幸いです。
お忙しい岡本さんですが、また別の機会を設けて Canvas でレクチャーいただくイベントを開催したいと考えています。まちがいなく素晴らしいお話が聴けますので、その時は皆さまぜひ参加してください。
さて、診断の結果ですが土質は非常に良いことが分かりました。ただし、現況は雑草(無駄な草など無いのでこういう言い方も問題あるのですが)が繁茂するのに相応しい環境になっているので、野菜たちが育てる環境に変えてゆく必要があるということでした。
具体的には、取り掛かっている笹などの根っこ抜きを更に行い、つる系で伸びてくるとやっかいな草の芽をひたすら取り除き、いろいろな野菜の種を混ぜて密蒔きにしてグランドカバーのようにしてゆくことでした。
こういったお話を聴く間にも、岡本さんの言葉のいたるところから循環の大切さ、観察の大切さといったものが、経験値の深さに裏打ちされて我々に伝わってきます。
凍えるような寒さの中で1時間ほど様々なアドバイスをしていただきましたが、さすがに寒すぎるので早めにキッチンオハナさんに移動しランチをいただきながら岡本さんの話を聴くことにしました。ここでも、さらに深い話がいろいろと続き、雨が降りミネラルが葉っぱに蓄えられ自然界に循環してゆく仕組み、虫たちの驚くべき役割と人間がそこに関わる考え方など、ここには当然書ききれないのですが本当に素晴らしい学びとなりました。
貴重な経験と知識を分け与えていただいた岡本よりたかさんに、感謝いたします。
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