日本の食品が放射能に汚染されているので、多くの国が輸入禁止していることを殆どの日本人が知りません。その輸入禁止とされている食品が、日本では安全とされスーパーに並び、市民は食べているのです。

そもそも、放射能汚染にはここからが安全でここからは危険であるとする敷居値といったものは本来無いのです。微量であっても、その摂取が重なれば身体に悪影響は出てくるのですが、原発村の利権があまりにも強いので政府はそうしたスタンスを取りません。

世界の安全基準値よりも10〜100倍も緩くして大丈夫と言ってるのが日本政府なのです。それだけでも大問題なのですが、さらに計測する機械の精度が関係してきます。

放射能を計測する装置には「検出限界値」という性能を表す基準があります。日本政府が行っていることは安全基準値自体を緩く設定したうえ更に、あえて性能の悪い計測装置を使って「放射能は安全基準値以内です」とか「検出されませんでした」と発表することなのです。

検出限界値が二桁劣る計測装置を使う場合を例えれば、網の目が幅1mmのザルですくって米粒大のものを取り除けていたところを、網の目が100mmのザルですくうことに変えてレモン大のものも網の目からスリ落ちてしまうけれど、それは問題ないと言ってるようなものなのです。

詳しく知りたい方はネットで「検出限界値」について検索し調べて欲しいのですが、生産者と流通販売者がどこまで検出限界値というものを知って「放射能不検出」と表示しているのでしょうか。表示する個人や組織が検出限界値の概念を知らなければ、堂々と疑いもなく「安全ですよ」と言えてしまうのです。

リンクを貼りました。ぼくは、このブログで特定の企業への推奨や広告、勧誘を行うつもりはありません。参考になると思うものを紹介する意味であることをご理解ください。検出限界値について詳しく知りたい方へ、「ホワイトフード」という会社の記事です。

不検出と検出限界値のからくり