免疫学の権威・安保先生が、マクロファージの働きについて述べています。

マクロファージとは何でしょう?

白血球の一種で、生体内をアメーバのように運動している細胞です。死んだ細胞とその破片、体内にできた変性物質、侵入した細菌などを捕食し消化してしまう働きがあります。

いわば身体内の清掃屋の役割を果たしています。とくに、外傷や炎症の際に活発になるとされています。

まさに万能とも思える多彩な働きをしています。ウイルスをやっつけ、いろいろな細菌をやっつけ、ガン細胞もやっつける、人体が持つ免疫機能の中心を担う細胞です。

そして、マクロファージは栄養処理もやっています。コレステロールを分解し、血管を掃除して、動脈硬化を防いでくれたりもします。

しかし、処理能力には限界があるので、食べ続けると、マクロファージは血管壁に沈着し、動脈硬化を進めることになってしまいます。食べる人ほど、マクロファージの無駄遣いをしているのです。

食べ過ぎると栄養処理に力を使い果たし、マクロファージは本来の免疫機能が発揮できません。こうした人は、すぐ病気になり、すぐ風邪をひくことになります。

他にも、マクロファージの働きが悪いと、脳内の不要なものを排除できないので、アルツハイマー型の認知症につながります。

逆に、人体が飢餓状態になったときは働きが活発化します。

まず老廃物を食べて、ポリープを食べて、シミを食べて、ガン細胞を食べるのです。マクロファージの働きで、ポリープが消える、ガンが治る、ということが起きるのです。

野生動物の生態をみても、体調が悪いときには何も食べずに寝ているだけなのです。マクロファージのことなど知らなくても、彼らは自然の摂理から外れたことをしません。

このようなことを知って、ぼくは2年半ほど前から1日2食の習慣に変えました。結果は、この間に大きな病気に罹っていませんし風邪すらひいていません。

理由の全てが少食にしたことかは分かりませんが、大きな要因だと考えています。以前より、健康になっている自分を日々感じています。