9月のパーマカルチャー塾3日目、1泊2日のときより余裕があるので、つい夜中のバータイムが長くなります。ぼくは、皆んなと話すのが楽しいので3月初回以来のバータイム皆勤賞です。そんな訳で、少しだけ朝起きるのがたいへんです。

塾の朝は、6:30から始まります。希望する人はヨーガタイムに参加し、講座は7:00から始まります。天気の良い日は、だいたい外に出て農業実習を行うことになります。朝の清々しい空気の中で身体を動かすのは、本当に氣もちよく心が洗われる感じがします。

台風の去ったこの日は、組み替えた講座の中の外作業をまとめて行うことになりました。エディブルガーデン(食べられる庭)作りも佳境に入り、だいぶ形が整ってきました。ぼくのチームは、ロックスパイラルガーデンに使った土を掘った場所に池を作りました。生物資源を有効に使用、最小移動して最大の効果を得るのも、パーマカルチャーの考え方です。

池の形と深さを整えて、そこで得た土に消石灰を混ぜて土セメントにして、それを池の側面に塗り固めてゆきます。その下には、池の水が漏れないようにブルーシートを敷いてあります。土と消石灰を混ぜるのは、かなり力が要りちょっとしたコツがあります。

ライズドベット・ガーデンのチームも順調です。貰ってきた瓦や枝を使って、ベースの地面より高い部分を作ります。その中に土を入れ刈った草を厚く敷きますが、手に入れば菌床を土と触れ合う層に混ぜると、より自然界の姿に近くなります。

ブランチの前に、ミカちゃん先生の講座が一コマありました。作っている最中のエディブルガーデンのそれぞれのパートに、パーマカルチャー・10の原則の何が当てはまるのかをチームごとに考え発表しシェアしました。うつろになっていた原則が、実際の作業にそったよいタイミングで再確認できました。

ブランチ後は、卒業制作のチームに分かれてミーティングや制作を行いました。ぼくのチームは二人が所用で帰らざるをえなかった為、個人作業に。家でもできる作業なのでこれはほどほどにして、他のチームを見学することにしました。

順調に進めている草木染めのチーム、一色目は厄介なツル性の雑草「カナムグラ」を使って、黄色の染めを試みました。趣のあるとても良い色に染まったと思います。

卒業制作タイムが終わり、再びエディブルガーデン作りです。形になるのが遅れていたキーホール・ガーデン・チームも一氣に作業が進み、全体のレイアウトがほぼ出来上がりました。来月は、ここにウッドチップの道を作って今期塾生のガーデン作りは終了です。

このガーデンは次期の塾生に継がれてゆき、健やかで美味しい野菜が育つことになるでしょう。ぼくたちは、シャロムヒュッテに誰もが見て学べるエディブルガーデンを作り、それはパーマカルチャーを広めてゆく場所「種」となるのです。