安曇野シャンティクティで行われた「たねカフェ」に妻と二人で参加しました。今回は、神奈川県から四国まで30名近い大人数が来訪、臼井さん曰くメッセンジャーで呼びかけるとこんなに集まるんだねということでした。

朝9:30、健二さんが敷地内を案内しながら、いろいろなことを説明してゆきます。ストローベイルの壁、籾殻ボイラー、アースオーブン、スパイラル・ロックガーデン、ホビット・ハウス(アースバッグ・ハウス)、シードバンク、ティピテント、などぼくが興味を持っているものが沢山あります。

最初に行ったワークは、竹を切りだし、その竹でティピ型の支柱を作ること、寒くなったらここにビニールをかけることで温室になります。これは、Canvas に作ると決めています。

次に行ったのは、育ってきた苗ポットを一回り大きなポットに植え替えるワークです。使っていない畑部分から土を掘って、それを3年かけて作った腐葉土と混ぜて、苗用の土を作るところから行います。キャベツやレタスは寒さに強いので定植して、他のものは霜の心配が無くなる5月の頃合いの時期まで暖かい所で保護します。

そのあと、ぼくはお昼ご飯のメニューの一つになる野草を摘むグループに入って、スギナ、ツクシ、タンポポ、ヨモギ、ノビル、セリ、などを採りました。さっそく、天ぷらにしてくれた揚げたてをいただきました。衣はグルテンフリーのレンズ豆の粉とのことでした。参加者が持参してくれた御菜も並んで、素敵なランチとなりました。

ちょうど空模様が怪しくなってきたころに、室内に場所を移して種の交換会を行うことになりました。種を交換し繋いでゆく意義をレクチャーいただき、「それぞれの地域でも、たねカフェを開いてくださいね」と結ばれました。種を繋ぐ意義に深く同感、そのうち「たねカフェ」をしたいと思います。

ぼくが持っていった種は、標高1,050mで育ち採種できたものです。南部小麦、農林61号(小麦)、大根、つみ菜、黒千石(豆)でした。貰っていかれた種たちが、新天地で何百、何千倍にも増えて繋がってゆく、とてもワクワクすることです。

ひとつの理想的な暮らし方を目の当たりにできるシャンティクティでの一日、たくさんのインスパイアをぼくに与えてくれました。