ぼくが、肉を食べなくなってほぼ3年になります。同時に1日2食にして小食を心がけたこともあり、いまは心身とも快調そのものです。やめた理由は一つではないのですが、その理由を皆さんが同意しやすいと思われる順に書いてゆきます。

食については様々な説があるのと個人個人の体質も関係しますので、現時点でこれが正しいと言い切れるものは無いのでしょう。これから書くのは、あくまでぼくが至った考え方です。少なくとも、売っている肉の安全性に疑問があると氣づいていただけたら幸いです。

その1:ホルモン剤が残留していること

流通している牛肉は、海外からの輸入肉が増えています。北米で飼育されている牛の99%には大量の成長ホルモン剤が使われていて、その理由は早く大きく育つので餌代が少なく済み儲かるからです。ホルモン剤を使うと、日本での飼育よりも5ヶ月早く出荷できることになるそうです。つまり、5ヶ月分の餌代が浮いて儲けになる訳です。アメリカは畜産の分野でも、大規模化と効率化で徹底的に利益を追求しています。

牛や豚が食べたホルモン剤は、我々に影響を与えないのでしょうか?餌と混ぜて与えられたホルモン剤は、牛や豚の肉に残留します。女の子の早すぎる初潮、男の子なのに乳房が膨らんできた、などは残留ホルモンの影響と疑われています。そして、乳ガンなどのホルモン依存性ガンが増加しています。アメリカでは、40年間で5倍に増えていて同じ40年間で牛肉の消費量も5倍になっています。この符号は偶然でしょうか?

ちなみに、日本でも牛肉の輸入量増加と比例して、ホルモン依存性ガンが増加しています。他の要因もあると思いますが、最も関係しているのが残留ホルモンだとぼくは考えています。

日本でも、庶民が買い易いお手頃価格の牛肉は北米産が多いと思います。自分で買う分には産地を選ぶこともできますが、外で食べるときに産地を一々相手に確認するのは氣がひけることです。大手外食チェーンは当然として、利益を出す為に海外産の牛肉を使っている店は多いと思われます。皆さんも、どこかで北米産のお肉を食べているのです。

オーストラリア産もさほど変わらないという情報もありますので、そちらもご自身で調べ確認してください。

「ぼくが、肉をやめたわけ・2」は、こちらからお読みください。http://morinohotori.com/shoku_kenkou/stop_meet2/