その2:遺伝子組み換えの餌で育てていること

遺伝子組み換えの作物を、あなたが危険だと思っていなければ、そもそもこの理由に?だと思います。しかし、この危険性については大企業のロビー活動によって、我々が認識しないようになっていると知ったらどうでしょう。

フランスの科学者セラリーニ氏による研究では、ラットに巨大なガンが発生するとされていてます。この実験には不備があったとする意見もありますが、遺伝子組み換えを推進する世界最大手であったモンサント社(バイエル社が買収)は、たった3ヶ月の実験経過を元に「安全性に問題はない」としているのです。

最大の問題は、大企業の圧力で長期影響試験が義務付けられていないことでしょう。6ヶ月後、1年後には、公表したくない結果が出てしまうことの隠蔽とも思えます。

日本でも殆どの畜産農家が、家畜の餌に大量の遺伝子組み換え作物(トウモロコシなど)が含まれている混合飼料を与えています。国が安全とし、多くの農家も危険性を感じていないので極普通の行為なのです。日本の法律では、遺伝子組み換え作物を餌として与えていても表示する義務はないので、皆さんは間接的に遺伝子組み換え食品を食べているのです。

また、遺伝子組み換え作物を食べるということは、同時に強力な残留農薬を体内に取り込むことになります。これらはセットで販売されるものだからです。

遺伝子組み換えの作物は、市販のお味噌、醤油、サラダ油、豆腐、スナック菓子、などにも大量に使われていて、その実態を殆どの日本人は知っていません。これについては、別に書こうと思います。

「ぼくが、肉をやめたわけ・3」は、こちらからお読みください。http://morinohotori.com/shoku_kenkou/stop_meet3/