今年から始めた「シェア田んぼ」、6月3日は草とりの1回目でした。田んぼに生えてきて欲しくない草は、まだ水面上に顔を出していません。しかし、この時期から草とりすることが後で稲の発育に良い結果をもたらすそうです。

今回は、人力で行うチェーン除草というやり方を体験しました。写真の道具は、ゆもっちの手作りです。U字型にしたチェーンが、端から端まで10数箇所付けられています。重さは10キロくらいでしょうか?

田んぼの土は柔らかく、ところどころ足跡の深みが残っているので、慣れないうちはかなり歩きにくいです。

少し重労働なのですが、みんなでやるとそれも楽しくなるから面白いものです。除草した後には、抜けてしまった苗や元気のない苗を探して補填してゆきます。

「シェア田んぼ」の草とりが順調に終わったので、「ゆもっち田んぼ」の方で珍しい田植えを体験しました。パイプで作った箱のようなものを回しながら、それを定規にして苗を植えてゆきます。中々、優れものと感じました。ただし、ずーっと腰をかがめた姿勢で作業することになるので、うまく休まないとキツくなります。

ちなみに、スタッフのカッちゃんは同じ道具を使いながら、一人で黙々と素晴らしいペースで熟していました。

自分の食べるお米を自分たちで作るのは、ぼくが実現したかった一つの目標です。人は、とりあえず水と米と塩があれば生きてゆけると思うからです。そのお米が、目に見える安全なものであることは本当に嬉しいことです。

心地よい疲れが残った「シェア田んぼ」の草とり、のどかな一日、こんな体験を幼いうちからできる子どもたちは幸せですね。