100%自然に任せっきりの米作り。
田植えはいらない。草取りもいらない。肥料もいらない。することは一年中田んぼに水を入れておくことだけ。そして、秋に稲穂が頭を垂れたら、収穫する。そんな、何もかも自然に任せっきりの米作りができるようになりました!嘘のような話ですが、本当です。
小川さんのブログは、こんな書き出しで始まります。この秋、多年草の田んぼの見学会に参加してその実際を目の当たりにし小川さんからお話を聞く中で、ぼくはこの素敵な農人にとても魅了されてしまいました。たくさんの人に小川さんと稲の多年草化栽培の話を知ってもらいたい。そう思って、八ヶ岳の地で講演会をお願いすることになりました。
小川さんは、全く新しい米作りとそれに伴う、新しい生活様式(ライフスタイル)がみえてくると仰います。米作りは大変、素人にはできない、人手が必要、機械や設備が必要、こうした常識が覆る可能性をもっていると考察されているのです。
多年草化した稲の田んぼは美しいので「稲の庭園」として愛でながら、自然が与えてくれるお米だけで満足する生活へ、多年草化稲があるだけでいいという意識が芽生えると言われるのです。
ぼくが小川さんを知ったエピソードは、「出荷用のトウモロコシをどうか食べないでください」とハクビシンに願いを聞いてもらって実際に食害が劇的に減ったというもので、面白い人がいるなぁと思っていたのです。そういう意味で小川さんは少し変わった農人ですが、大多数の農家さん、日本人がそうした想いや価値観を忘れてしまっているのだとぼくは思うのです。
稲の多年草化、この前代未聞の現象は不耕起・冬期湛水によって起きるようだと小川さんは考えています。この自然界が示した魅力的なお話・講演会を、農閑期の2月に北杜市で行います。
日時 :2020年2月15日(土)13:30〜15:30 (13時受付開始)
場所 :北杜市生涯学習センターこぶちざわ・軽運動場(屋内)小淵沢駅から徒歩約10分
参加費:大人 2,000円 ※ 1月31日までの申し込みは 1,500円に割引
大学生〜中学生 1,000円 小学生以下 無料
申込フォーム:http://morinohotori.com/contact/
電話でも申込受付いたします。080-4028-3692(主催・西尾)8時〜21時におかけください。
小川さんの記されたプロフィールと略歴です。
「和み農」でお米や大豆や野菜を作っています。「和み農」は、「全ての生き物との共生」を目指して、土と和み、作物と和み、自然と和み、機械と和み、環境と和んで、技能を磨き、神への祈りから始めます。
略歴:神奈川県相模原市に生まれる。66歳。上智大学外国語学部卒業。自動車音響会社で12年勤務し、日本語教師を10年、そののち青少年の自立を支援する寄宿生活塾を開設して、同時に有機農業を本格的に開始。有機農業歴22年。2006年 NPO 法人畑と田んぼ環境再生会を設立し、初代理事長。2009年 食糧危機を乗り越えるために市民と協同で合資会社 大家族を設立し、代表。「本当に安全」な農業と生物多様性のある田んぼ環境の再生に取り組む。都市住民の米作り体験の場「やってみ田んぼ」と「稲の多年草化研修会」を開催sいている。21世紀の「農」の指針として「和み農」を提唱している。
初めまして、多年草稲について知りたいです。
高田 様
コメントをいただき、ありがとうございます。
ご都合が合えば、ぜひご参加ください。
フイリピンでは、当たり前です。でも、日本人が、米を作っているみたいです。
カピテ州の山手でした。
松田 様
コメントをいただき、ありがとうございます。
そうなのですね。体験をお知らせいただき感謝します。
はじめまして
とても興味があります。
お米の品種は関係ないのでしょうか?
富山で米作りをしていますが
気候が違いますが
問題ないでしょうか?
水野様
お問い合わせいただいたことに氣づくのが大変遅くなり失礼いたしました。
小川さんによれば、いろいろなお米が多年草化する可能性はあると思うとのことでした。
水を常に張っておけるなど、田んぼの環境の方が大きく作用するように感じました。
野菜も、草と一緒に、作ると、病虫害に、強いと、聞きました❗❗
本田様
メッセージをいただき、ありがとうございました。
また、返信が遅くなったこと、たいへん失礼いたしました。
野菜を雑草を抜かずに育てる自然栽培では、そのようになると思います。