夏の畑作業に追われていて、久々の開催となったイベント「炭素循環農法の畑を作る体験会」の報告です。

朝晩は相当冷え込んできて冬も間近と感じていた八ヶ岳南麓ですが、10月8日(日)当日は夏が戻ったのかと思わせるようなお天氣でした。力仕事をすると、汗でびっしょりになりました。

パーマカルチャーの手法の一つである「ライズドベッド・ガーデン」を作る場所に、先ず菌床をくだいてばら撒き、それを浅く耕転します。その後に、周囲の地面から立ち上げた形になる「ライズドベッド・ガーデン」のフレームを作ります。材料は、いろいろな物が使用できますが、今回は家の屋根に倒れてきた倒木と只で貰った荒削りの板で作りました。

菌床を混ぜた土の上に二つのガーデンを作り、一つは臼井健二さんが勧めてくれた雑草を敷いた上に木材チップを厚く被せる畝に、もう一つは雑草だけでぶ厚く敷き被せる畝にしました。被せた物の分解が進む過程と野菜の育生にどのような違いがでるか、試してみようと思っています。

一畝できあがったところで、お昼休憩です。この日は、お弁当を参加者の一人である末木弥栄子さんにお願いすることができました。末木さんは雑穀を活かした料理の教室をされているので、 https://www.facebook.com/アトリエナナ料理教室-632117316824379/ ぜひ食べてみたいと思っていたのです。前夜から仕込んでいただいた雑穀、蕎麦の実を炊き込んだものが主役のお弁当、とても美味しかったです。

皆さんに、Canvas の井戸水を味わい持ち帰っていただくために、エンジンを作動し蛇口から水が出はじめると、子どもたちの関心はそちらの方に。お昼ご飯もそぞろに、流れ出る水と土で泥んこ遊びとなってしまいました。

昼食後に、残っていたもう一畝に草を大量に被せて作りあげました。ライズドベッド・ガーデンの周囲の通路にはダンボールを敷いた上にウッドチップを被せます。こうすると、ダンボールに太陽光が遮られ雑草の発芽を抑えることができるのです。これも臼井さんから教わった手法です。

ママさんたちの頑張りで、予定時間より1時間も早く作業を終えることになりました。参加いただいた皆さん、お疲れさまでした。

今後も、「森のほとり Canvas 」ではパーマカルチャー塾で習った手法で畑やガーデンを作る体験会を行いますので、興味のある方はぜひご参加ください。