7月のセミナー開催日は予定では 7/28 でしたが、台風が接近し警戒が呼びかけられる中で1週間後に延期することを決断しました。こうした決定は、結果論のところもあって難しいものだと思います。
今回、テレビからは盛んにイベントの開催中止情報などが伝わってきました。ぼくの直感としては大丈夫だろうと思えたのですが、周囲からの情報によって延期を決めたのでした。よりたかさんのスケジュールに、1週間後たまたま身が空いている幸運があったことも大きな要因でした。
振替えとなった 8/4 、お仕事や事前にあった予定を調整できなかった方が多数で、半数以下の参加となってしまいました。お休みされた方、すいません。
この日の座学は「種」について。「種子法」が廃止されて知る人の間では危惧する声が高まっていますが、世間では興味すらない人が大多数でしょう。セミナー参加の皆さんは当然興味ある派なので、よりたかさんもそこに言及されました。要約すると、種を守ることは大事であるが、今に始まったことではないのに危惧する人たちの発信は少し煽りすぎであり、論点も少しずれている、市民が恐れていることは少なくとも数年は起こらないであろうということでした。
そして、種とりするときは原種・固定種で、メンデルの法則(懐かしい)、F1 、雄性不稔、嫌光性種子と好光性種子、種まきについて、種とりのやり方、種の保管の仕方、などをみっちり教えていただきました。
ランチ後は Canvas に移動して、強烈な紫外線の中で畑作業でした。今年の猛暑は、八ヶ岳でも例年にない高氣温となっていて35度を超える日が続いていました。熱中症が本当に心配されたので、作業は1時間ほどで休憩をとることにしました。炎天下でレクチャーを受けたのは、セミナーの畑の現状分析と管理方法についてです。
この猛暑では、地面の保湿が無くなってしまうので草は地表まで刈らないほうが良いそうです。野菜が日光を受け取れるくらいに顔を出す状態に草を刈ってあげることになります。
途中でぼそっと「クモの巣は取らないほうが良いです。天然の防虫ですから。」よりたかさんは、ぼそっとにも学びがあります。今は、クモの巣をなるべく壊さないように畑の管理をしているのですが、収穫の時などは姿勢が窮屈になり、これはこれで大変なものです。
休息時間には、収穫したばかりのキュウリにヒマラヤの天然塩をつけて食べミネラルを補給し、続いて屋根の下で種とりを実演してもらいました。よりたかさん曰く、種とりと育苗をしないのでは「農」の8割を行っていないようなこと、ということです。
セミナーの畝から沢山の野菜が収穫できたので、最後にそれを参加者で山分けしました。お休みされた方、ごめんなさい。お知らせ:セミナー日以外で畑作業を手伝いに来てくださった方には、その日に収穫できた野菜をお持ち帰りいただいています。
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