何十万年のとても長い期間、人間はのずーっと飢えて暮らしてきました。

食料を確保するのは大変なことが多かったため空腹の状態が普通で、人間の身体は飢えに適した身体になっているようです。

飢えに対する防衛機能が長い年月で身体に組み込まれているのです。動物を見たら分かりますが、3~4日食べなくても野生動物は大丈夫です。人間も本来は彼ら野生動物と同じということです。

日本でも、殆どの人が1日3食になったのは100年そこそこです。

お腹が空いていないのに、お昼の時間が来たから習慣的に食べるというのは、人間の基本的生理からすると考え直したほうが良いのです。

人間の身体は、空腹に対応できるように進化してきたとも言えます。空腹には対応できるのですが、いざ満腹が続くと、逆に身体は普通ではないので、様々な体調不良が出てくるようです。

以前は食いしん坊であったぼくは、2年半ほど前から食生活の見直しをしています。

現在は1日2食で野菜を中心に食べています。肉類をやめて、精米と小麦を食べ過ぎないようにし、空腹を感じてから食べるようにしています。

まだまだ改善すべきところがあると考えていますが、かなり健康面で変化がありました。

80キロ前後あった体重が、1ヶ月に1キロくらいずつ減ってきて今は60キロを切ったくらいです。もうやめたいと思ったことはなく無理なく続けられています。

始めてから、病気にはなっていなくて風邪すらひいていません。もちろん、この間は医者にもかかっていません。

空気の良い八ヶ岳に移住したとか、ストレスの多かった会社勤めが終わったとか、他の要因もあるでしょうが、食生活を見直したことが大きく関わっているとぼくは感じています。