パーマカルチャー塾で習ったロックスパイラルガーデンを、自宅の庭に作ってみました。
割れて使えなくなった植木鉢がいくつもあったので、これを利用したいと思いました。庭から出てきた石も石積みなどに使って残り少なくなっていたのも理由です。
ロックスパイラルガーデンは、思っている以上に沢山の資材(石)を使います。塾で作ったときは、軽トラの荷台に2杯分くらいを使いました。真ん中を高くしてゆくのですが、石を積むときには地面のベースとなるところから重ねてゆくので、見えていない地中にも沢山の石が必要になるのです。
今回は、石が少なかったことと植木鉢の割れたものを立てて使うことにしたため、コンクリートで資材を繋いでゆくことにしました。植木鉢やレンガは、乾いたままだとコンクリートでくっつきにくいので十分に水分を含ませてから施工します。コンクリートに強度がでる前に次の積み上げ作業をすると、施工したところに圧力がかかり壊れてしまうので、一日に進められる工程は限られたものになります。
不定形の石と、意図されない割れ方の破片を、大きな立体ジグソーパズルのようにあれこれ当てはめ変えて、作っていくのは大変手間のかかることですが、ぼくには楽しめることでもあります。全体の感じは、地中海沿岸地方にある山上都市のようなイメージで作りました。出来上がってみて、もう少し高さがあっても良かったかなと思います。
ロックスパイラルガーデンは、その高低差によって日の当たる場所と当たりにくい場所、水はけがよい場所と水もちがよい場所ができるので、平坦なガーデンよりも多様な環境ができます。これを、マイクロ氣象(微氣象)と呼び、多様な植物を植えられるガーデンとなるのです。
庭の新たなアクセントになったロックスパイラルガーデンには、お買い得価格で売っていたイチゴの苗を、とりあえず植えました。これからハーブ類をいろいろと入れてゆくつもりです。
こちらは、Canvas の畑にミニイベントで作ったロックスパイラルガーデンです。畑から出た石だけで作っています。参加された女性2名とぼくだけでしたが、4時間程度で完成することができました。集めた石が少し足りなくなり、こちらも真ん中が低めです。石がもう少し出てきたら、真ん中を高めにしたいと考えています。
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