ダーチャのアウトドアリビングに、井戸水を汲んだり手を洗ったりする場所を備えようと思い「流し台」を作りました。ホームセンターにある出来合いの商品に、氣にいるものが無いことも理由です。

ダーチャを建てたときの端材を大工さんに置いていってもらったので、それを出来るだけ使って作ることにしました。構造に使ったのは一辺を斜めにカット済みの材木で、断面が長方形ではないので案外使いにくいものです。それを工夫して脚と天板受けに組み立てました。

下は、ぼくの描いた作業メモ図です。こんなのをチャチャッと描いて不都合なところがないか?確認しています。

シンクは、リビルディング・センター・ジャパンで見つけた古い金属製のボウルを使うことにしていました。塗装が汚かったので、金属研磨用のブラシを当てて下地の金属を表出させました。ボウルの底面に穴を空けて、排水パイプを繋ぎます。

一番考えたのは、シンクの廻りの天板です。当初は、小さなタイルを貼って仕上げるつもりでしたが、市場に出回っている小さなタイルはプラスティック系のものが殆どで接着するにもケミカルな接着剤を使用することになるので、このプランは無しにしました。

思いついたのが、水の腐蝕に強い熱帯のウリン材です。水に入れると沈んでしまうくらい比重の重い材で、以前作った自宅の門扉に使ったものが10年経っても全く腐っていないことで堅牢さは分かっています。ウリンは固いので、工作しにくいのが少しだけ難点になる木材です。

シンクを一枚で受けるような大きさのウリン材は売っていないので、10cm幅のものを5枚繋げて使うことにしました。ジグソーで、シンクを嵌める穴を切り抜き、奥にも水はね避けにウリン3枚を立ち上げました。

なかなか良い感じに仕上がったと思います。買ったものは、古い金属ボウル1,000円、ウリン材4,220円、排水ホースなど1,000円、消耗品500円、合わせて7,000円弱です。