ぼくは何かを作ることが好きです。ジャンルは、とくに決まっていませんが素材を見て何になるかな?と想像するのは楽しい時間です。
今回は、古くなって所々缺けている石臼です。溝も傷んでいて再生して使うには難しいようですが、風情のある石を庭のどこかに配置してみたいと思いました。
庭を見廻っているうちに、ここに使うのが良かろうと決めたのは土地を買ったときから生えていた大きなドングリの樹の周りです。高さが20mくらいありそうなこの樹の根元は、根っこが地面の上まで表れている部分があってそれを傷めないような造園をしたいと考えていました。
表出している根っこの間に石臼を配して、その間を自然石で繋げる、そんなイメージを持って作業を始めました。
石臼は、かなり重たくて一輪車に載せても傾斜の移動には体力を使います。そこから下ろすときも、腰をしっかり構えて行わないとギックリいきそうな不安があります。おおよその配置を決めて、ひとつひとつの石臼が水平になるように地面を削ったり小石で足したりして整地します。
石臼を配置した後に、庭の数カ所にまとめてある敷地から出てきた自然石の中から按配が良さそうなものを組んで出来上がりです。間に入れる自然石に程よい大きさのものが少なかったので、出来栄えはまあまあでしょう。
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