上の写真は、下記の文中で手に入れた材料をそのまま重ねて、イメージを確認したものです。このままでは、強度が不足していますし、高さの調節、人が触れるところの造作などが必要となります。

ダーチャのアウトドアリビングで使うテーブルを、どんなものにしようか?180cmくらいの長さは欲しくて、少々汚れても氣にならない、丈夫だけど重くなりすぎない、そんなテーブルが頭の中で要件としたことです。

Rebuilding Center Japan で探していて、最初に目にとまったのが納屋などに使っていた引戸です。年月を経た風情があって中々良いのですが、かなり重くて脚を付けたら大人二人では動かせないように思えました。そして、値段も想定より高すぎました。

次に目にとまったのが、雨戸です。都会ではほとんど見ることが無くなりましたが、ぼくはトタンを貼った雨戸を幼少の頃に見た記憶があります。一枚一枚を見比べてゆくと、色合いやディティールが少しずつ違うので、自分にとってのベストを選びました。

次は、脚をどうするか?です。古びたアイアンの脚パーツは当日見つけることができず、それでは古材の柱で手頃なものはないかと探したのですが、これも間弱に合うものが有りませんでした。今日は、脚をあきらめて帰ろうかと思ったとき目にとまったのが、小学校で使われていたスチール脚の勉強机です。面白い組み合わせになりそうだと思えました。

入手し再生する素材は、出っ張った釘や車輪など先ず余計なものを外し、クモの巣や長年溜まったホコリなどを掃除してゆきます。勉強机は脚だけを使うので、天板と横のランドセル掛けを外します。雨戸は、そのままでは構造が弱いので木材で補強することにしました。脚の取り付け部分も同時に造作します。ここで使用する木材は、仕上がると見えなくなる所なので新しいものを買いました。その方が古材よりも安いからです。

補強したトタン雨戸の天板に、脚を取り付け、側面を後日入手した桜の古材で化粧したのですが、どうもバランスが悪い感じです。下の写真の状態だと、桜の板幅がありすぎて、脚に対して見た目が重い印象を受けてしまうと判断しました。

そこで、桜の板を補強材すれすれにカットすることにしました。どうでしょうか?だいぶ、ましになったとは思うのですが。